テレビのコマーシャルでもよく見る、ボトルを取り付けるタイプのウォーターサーバー。出てくる水はよく冷えていて、そのまま飲むことが可能ですし、お湯も出るタイプの場合は、すぐにインスタントコーヒーや粉末スープなどを作ることができます。自宅や職場など、幅広いシチュエーションにおいて便利な存在です。さて、ウォーターサーバー業者の広告には、「天然水使用」と書いてあるものがあります。
天然水とは、自然の環境の中で湧き出ている水のことです。自宅や職場にいながらにして、山野でしか手に入らない自然の水を飲めるというわけです。ただし、採取したそのままの天然水がウォーターサーバーのボトルに詰められている、というわけではありません。お年寄りや赤ちゃんでも、より安全・安心に飲めるように、適切な処理が行われているのです。
どのような処理を行うかは、ウォーターサーバー業者によって異なりますが、具体的には、不純物を取り除くための「ろ過処理」や、非加熱または加熱による「殺菌処理」などが行われています。これらの処理は、天然水の成分や味わいが変化しないように配慮した上で行われているため、水本来の自然の恵みはきちんと生きています。自然由来の水でありながら、科学的に安全性が確保されている、というわけです。天然水のウォーターサーバーを選ぶ際は、その水がどのように処理され、安心・安全なものになっているのかについてもきちんと確認することが重要です。